特集:SNK関連のベルトスクロールアクションゲーム

数多くのベルトスクロールアクションゲームをリリースし続けてくれたSNK。90年代前半だけで7作をリリースしています。ありがとうSNK!

1980年代

脱獄(1988年、SNK)
SNK初のベルトスクロールアクションゲーム。世界的な犯罪組織を壊滅させるため、あえて捕虜として捕らえられた主人公らが、収容所を脱出し救出地点のヘリポートに向かうまでに敵を倒していく、という筋書きです。

ギャングウォーズ(1989年、アルファ電子)
SNKとネオジオ黄金時代をともに築いたアルファ電子(=ADK)からのベルトゲー。ニューヨークを舞台に、ギャング集団にシンシアを誘拐されたマイクとジャッキーが立ち上がります。

1990年代

ニンジャコンバット(1990年、アルファ電子)
ひっそりと生き続けていたはずの忍一族と影一族。アメリカ・ニューヨークにて、影一族が表立って破壊活動に出たとき、忍一族もこれを抑えるため表舞台に出ます。倒した敵を仲間にできる、ステージ毎に仲間からキャラクター選択できる、という点が斬新でした。

あしたのジョー伝説(1991年、WAVE)
原作はボクシング漫画のバイブルともいうべき「あしたのジョー」。ネオジオ初期を彩った作品です。原作の初期から終盤(ホセ戦)までを描いています。決して高い評価を得られていませんが、システム的には現在の3D対戦格闘ゲームの源流を作り上げていた一作です。

戦国伝承(1991年、SNK)
現代に蘇った戦国時代の亡者を、2人の現代人の若者が討伐するというストーリーです。刀による、敵の体を斬る表現がリアル。この後SNKは、破壊表現をより派手にするためか、「バーニングファイト」を除いてロボットやミュータント、エイリアン、亡霊といった敵キャラクターをグラフィックに用いています。

バーニングファイト(1991年、SNK)
日本・大阪を舞台に繰り広げられる、米国警察官と日本ヤクザとの戦い。名作映画「ブラック・レイン」にインスパイアされている!?コメディタッチで描かれており、食い倒れ人形やソープランドの客引き店員まで攻撃できてしまいます。

ロボアーミー(1991年、SNK)
近未来のネオ・デトロイトを占拠したロボ部隊集団「ヘル・ジード」に対し、国連が「第64航空師団ロボ・アーミー」の派遣を決定し、100台のロボが向かいます。この師団の隊長「ロッキー」は、ヘル・ジードのボス「フロン・ジード」の実の息子であり、この戦いは親子の戦いでもありました。

ミューテイション・ネイション(1992年、SNK)
2人の若者が故郷に帰ってきたとき、そこはマッドサイエンティストの実験によってミュータントの蔓延る場所に姿を変えてしまっていました。数あるSNK開発の作品の中でもとりわけ爽快感に優れた一作です。

キング・オブ・ザ・モンスターズ2(1992年、SNK)
「大災厄」と呼ばれる、日本を舞台にした6匹のモンスター同士の戦いから3年。生き残った2匹と、秘密裏に日本政府に収容されロボット化された1匹が戦いを始める中、地球にエイリアンが来襲。地球では、モンスター×エイリアン×人類という、新たな様相を示し始めていました。

戦国伝承2(1993年、SNK)
時は戦国時代、闇の力を手に入れた君主が亡霊を目覚めさせ、天下統一のみならず、その能力で未来までも支配しようとしていました。しかし生まれながらに未来を見る能力を持つ姫君によって、これに対抗できる力を持つ戦士が未来に存在することが分かり、2人の現代人が時空を超えて呼び寄せられます。

2000年代

戦国伝承2001(2001年、ノイズファクトリー開発)
4人の忍者が、現代の世界各国を舞台に飛び回る…!戦国伝承シリーズ3作目、開発はSNKではなくノイズファクトリーが担当しています。過去のシリーズでは忍者はいちキャラクターでしたが、本作では4人(+2人)のキャラクター全てが忍者になりました。