「ギャングウォーズ」は、SNKより1989年にアーケード向けに発売された作品です。開発はアルファ電子(ADK)が担当しています。
▼ストーリー
▼操作方法
▼ステージ
▼ポイント配分システム
▼TIPS
舞台はニューヨーク。ジャガーに率いられたギャング集団が、ニューヨークを恐怖で支配しようとしていた。ジャガーは一人の若い女性―シンシアを誘拐する。マーシャルアーツの達人であるマイクとジャッキーは、シンシアを救出するため立ち上がる。
最終ステージのラストボス・ジャガー戦では、敵のヘリコプターがジャガーを救出に来ます。ジャガーがヘリコプターにたどり着く前に倒すと、真のエンディングになります。
ダブルドラゴン(1988年)の影響が強く残り、ファイナルファイトが広く知られる前の、アルファ電子開発・
SNK発売の1989年の作品です。1レバー3ボタン制、2人のプレイアブルキャラクター、同時押しによる攻撃方法など、ある程度ダブルドラゴンを念頭に置いて制作されたように思われます。
どちらかと言えば理不尽さが目立つ本作。落とし穴に落ちるのはプレイヤーキャラクターだけ。敵に囲まれるとたこ殴りにされて終わります。しかも起き上がりに無敵判定が無いのでひたすら殴られます(1機失うと無敵判定がつきますが、これではちょっと…)。
しかしながら、ポイント配分システムや2種類のエンディングなど、開発側には、プレイヤーを楽しませようという意識があったように思われます。後に続くSNKベルトゲーの理不尽さは、いかにも拝金主義的でしたが、本作の理不尽さは、これとは少し違う、愛嬌のある理不尽さであるように感じられます。