バトルサーキット(1997年)

タイトル バトルサーキット
開発会社 カプコン
販売会社 カプコン
初出 アーケード、1997年
システム / / (1レバー2ボタン)
キャラクター 5キャラクター▸4人同時プレイ
ステージ数 7ステージ+隠し1ステージ
戦う動機 賞金稼ぎ▸地球を救う
Note:ページを分割しています。

概要

「バトルサーキット」は、カプコンより1997年にアーケード向けにリリースされた、ベルトスクロールアクションゲームです。
キャラクター5人それぞれに多彩な技が用意されると同時に、「アップグレード」による特定の技の強化、ストックを消費してのパワーアップ要素「バトルダウンロード」、ステージ分岐など、カプコン発のベルトスクロールアクションゲームの集大成的な作品に仕上げられています。

▼システム
▼ストーリー
▼キャラクター
  • サイバー・ブルー
  • キャプテン・シルバー
  • イエロー・ビースト
  • ピンク・オーストリッチ
  • エイリアン・グリーン
  • ▼ステージ
    ▼移植版
  • カプコン ベルトアクション コレクション (2018年)
  • ▼TIPS

    システム

    名称 コマンド 備考
    移動 / 攻撃 / ジャンプ / /
    ダッシュ orでも可
    つかむ 敵に接触
    メガクラッシュ + 体力を消費
    シンクロバースト 1P2P接近して+ 体力を消費
    バトルダウンロード ジャンプ中+ BDユニットを消費
  • シンクロバースト
    プレイヤーがシンクロして発動するメガクラッシュです。1P2Pが接近すると足元に電流が流れます。この状態でいずれかが+を入力することで発動します。画面内全ての敵にダメージを与えます。
  • バトルダウンロード
    ジャンプ中+で発動。バトルダウンロードユニットを消費して、一定時間、キャラクターの能力を高めるシステムです。キャラクターごとに能力が異なります。
    バトルダウンロードユニットはステージ中で拾えるほか、アップグレード画面で購入することもできます(200G)。ミスからの復活時に必ず2個まで補充されるので、特にグリーンは積極的に使っていくとよいでしょう。
  • アップグレード

    各ステージ終了時に、コインを消費して、キャラクターの技性能を高めるシステムです。
    アップグレード対応技は、1キャラにつき5つの技です。
    G ブルー シルバー イエロー ピンク グリーン
    50 ため離す
    100 1回転
    200 ジャンプ中 浮遊中
    300 + ため離す 2段ジャンプ中 ヒーリング能力UP
    400 バイタルゲイン(体力ゲージ増加)
    500 ため離す ため離す ため離す ジャンプ中 ため離す
    200 バトルダウンロードユニット
    1000 エクステンド(1UP)


    キャラクター

    本作では、賞金稼ぎ・Dr.サターン達・マフィア「デリート」の三つ巴の戦いが描かれています。

    賞金稼ぎ

    サイバーブルー
    本名「ブライアン・ブルーノ」。金と女のために賞金稼ぎをするプレイボーイ。もちろんイケメン。
    ▸サイバーブルーのコマンド技表
    キャプテン・シルバー
    本名「アンドレイ・ミシューチン」。超軟体質で変幻自在の肉体を持つ。冷静沈着な、チームのリーダー的な存在。
    ▸キャプテン・シルバーのコマンド技表
    イエロー・ビースト
    本名は「ディアナ・マルチネス」。S級賞金稼ぎであると同時にモデルでもある。相棒はキツネリスの「フィン」。
    ▸イエロー・ビーストのコマンド技表
    ピンク・オーストリッチ
    世界で唯一空を飛べるダチョウ。賞金稼ぎをするのは貴金属が大好きだから。背中に乗せているのは、相棒のポーラちゃん。
    ▸ピンク・オーストリッチのコマンド技表
    エイリアン・グリーン
    本名は不明。謎の生命体で、地球外生物との説がある。賞金稼ぎをする目的も不明。
    ▸エイリアン・グリーンのコマンド技表
    ハリー・フィリップス
    賞金稼ぎの元締め、あるいはマネージャーと思われる、白髪の初老の男性。サイバーブルーら賞金稼ぎと直に連絡を取り、彼のオフィスにて、賞金首の身柄引き受けと賞金支払いをしてくれる。来訪するブルーらに対して椅子から離れて双方立って話したり、ステージ8では最大級の支援をしてくれるなど、気さくで丁寧、それでいて親心の厚いキャラクターとして描かれている。

    Dr.サターン達

    Dr.サターン
    マッドサイエンティストと思しき、科学者。手配No.9696Xの賞金首。頭が異様に大きいのは、脳を発達させるために頭蓋骨を外して他の容器を移植したから。世界を支配するため天帝ディスクをつけ狙う。ステージ1で主人公らハンターに捕えられるがすぐに脱出し、ステージ2にて天帝ディスクを奪い去る。
    ぴのぷ
    Dr.サターンがゼリーとマシュマロから作った実験生物。「おやび~ん」とDr.サターンを呼び慕うが、その愛情はやや空回り気味(そこがまた泣けます)。設定上は、頭が大きすぎてまともに歩けないDr.サターンの頭を支える、重要な存在。

    マフィア「デリート」

    プルート
    デリートの親玉。ジパングを通して取得した天帝ディスクを用いて、「人類統括システム」を起動させてしまう。ステージ7ボス。
    ジパング
    ジョニー&バーバラ夫妻
    ジョニーは、ディスコに潜伏していた、手配No.5783の賞金首。見た目はエルビス・プレスリーそっくり。天帝ディスクを所持していたが、奪われた瞬間、デブ&チビなおっちゃんの姿に戻る。
    バーバラはジョニーの妻で、見た目は高身マッチョな鬼夜叉。ジョニーの仇をとるためプレイヤーらに襲い掛かったり、ステージ3のバーバラ戦背景の砂浜に「I love you by Barbara」と書かれていることから、とってもジョニーの事を愛しているようだ。

    移植版

    カプコン ベルトアクション コレクション (2018年)


    スイッチ版

    皆様ご存じ、カプコンからリリースされたベルトゲー総集編!もちろん収録作は全てベルトゲー!スイッチ版、PS4版、Xbox One版、Steam版がリリースされています。

  • ファイナルファイト
  • ザ・キングオブドラゴンズ
  • キャプテンコマンドー
  • ナイツオブザラウンド
  • 天地を喰らうⅡ
  • パワードギア
  • バトルサーキット
  • TIPS

  • 金のぴのぷ
    一定点数ごとに金のぴのぷが現れ、これを攻撃するとアイテムを落とします。
  • 作品解説

    オススメ度:
    カプコンから1997年にリリースされた作品で、2020年現在、カプコン発ベルトゲーとしては最終の作品です。本来レースゲームとして開発されていたものの途中でベルトゲーに路線変更したという話は有名で、タイトル名やキャラクターデザインに、レースゲームの名残が伺われます。
    操作はシンプルな1レバー2ボタン制に戻りながらも、「パニッシャー」をベースにして多種多様な複数の技を出せるように設計されています。特徴的なのはコインシステムで、敵を倒すとコインを取得でき、このコインでキャラクターをパワーアップさせることができます。
    他方、ボスを倒すのにかかった時間によってプレイヤーが評価され、そこでのスコアがステージ8の出現の可否に強く影響するため、少なからずプレイヤーの攻略の方向性を狭めてしまいました。短時間でダメージを与える技は限られており、自ずと攻略法も限られてくることになります。このような設計がされたのは、当時対戦格闘ゲームがブームの真っただ中であり、回転率の低いベルトゲーをゲームセンター経営者に売り込むには、どうしても「短い時間でインカムを稼ぐことができます」とアピールしなければならなかったからではないか、と推測されます。この視点から見ると、本作の開発陣が、プレイヤーと経営者との双方のニーズを調整するのに苦心したことが伺われます。
    それまでのカプコン製ベルトゲーを知っていれば元ネタ探しも楽しく、また初心者も、コインをじゃらじゃら稼げる点で爽快感を味わえるでしょう。カプコン製では珍しくコメディである点も見どころです。


    タイトル バトルサーキット
    開発会社 カプコン
    販売会社 カプコン
    初出 アーケード、1997年
    システム / (1レバー2ボタン)
    キャラクター 5キャラクター▸4人同時プレイ
    ステージ数 7ステージ+隠し1ステージ
    戦う動機 賞金稼ぎ▸地球を救う
    Note:ページを分割しています。