スパイダーマン ザ・ビデオゲーム(1991年 / セガ)

タイトル スパイダーマン ザ・ビデオゲーム
開発会社 セガ
販売会社 セガ
初出 アーケード、1991年
システム / / (1レバー2ボタン)
キャラクター スパイダーマン
ホークアイ
サブマリナー
ブラックキャット
ステージ数 4ステージ

概要

「スパイダーマン ザ・ビデオゲーム」は、セガより1991年にアーケード向けにリリースされたベルトスクロールアクションゲームです。スパイダーマン系のベルトゲーの一番最初のもので、キャラクターは4人から選択可能。ベルトスクロールステージと横スクロールステージが交互に展開されるのが目玉でした。

▼ストーリー
▼キャラクター
・スパイダーマン
・ホークアイ
・ネイモア・ザ・サブマリナー
・ブラックキャット
▼TIPS

ストーリー

スコーピオンにより「賢者の石」が奪われることを察知したスパイダーマン。ホークアイ、サブマリナー、ブラックキャットと共に「賢者の石」を追いかけながら、黒幕がDr.ドゥームであることを突き止める。

Dr.ドゥーム

本名ビクター・フォン・ドゥーム、学生時代の実験失敗により顔に重傷を負い、そのときの学友リード・リチャーズ(ファンタスティック・フォーのリーダー)を妬むように。傷を隠すため、鋼鉄の仮面を装着している。科学と魔術を用いる。
本作の最終ボス。

キャラクター

スパイダーマン

マーベルコミックスでは1962年に登場。本名ピーター・パーカー、科学オタクの青年。放射能を浴びた蜘蛛に噛まれたことにより、蜘蛛の能力を身につけることになる。ショープロレスで金儲けを図るが、ショー裏での強盗を「自分の仕事じゃない」と取り逃がし、その強盗に育ての親同然の叔父ベンを殺されてしまう。叔父の死に際の言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」を胸に、以降正義のためにその力を使う決心をする。
本作での必殺技は、前方に蜘蛛の巣を射出する技。
名称 コマンド ダメージ 備考
移動
攻撃 / ジャンプ /
連続攻撃 4,10,10,16
ローリングフック 連続攻撃中 16
ジャンプキック ジャンプ中 8
スイングキック ジャンプ頂点で 16
ウェブシューター + 28 体力を消費
背負い投げ 敵の近くで 16


ホークアイ

マーベルコミックスでは1964年に登場。本名クリント・バートン、弓の名手。孤児だったが、兄と共に移動サーカスで曲芸を披露しつつ成長。弓はその曲芸のひとつとして学び、次第に誰も追いつけないほどの腕前になる。
仮面をかぶっているのは、アイアンマンに憧れ、素性を隠したヒーローとして活躍したかったから。しかし当初は敵に騙され、アイアンマンの敵として登場した。
必殺技は、弓を振り降ろした後矢を放つという2段技。
名称 コマンド ダメージ 備考
移動
攻撃 / ジャンプ /
連続攻撃 6,12,12,16
バックナックル 連続攻撃中 20
ジャンプキック ジャンプ中 10
急降下キック ジャンプ頂点で 22
弓叩き~弓矢 + 20,12 体力を消費
ボディスラム 敵の近くで 20


ネイモア・ザ・サブマリナー

本名ネイモア・マッケンジー。人間の父とアトランティス人の母を持つハーフで、アトランティスの国王の地位にある。マーベルコミックスの中でも最初期からの古参で(1939年-)、様々なキャラクターと共闘している。
必殺技の攻撃範囲が広めで使いやすい。
名称 コマンド ダメージ 備考
移動
攻撃 / ジャンプ /
連続攻撃 6,10,12,14
バックナックル 連続攻撃中 16
ジャンプキック ジャンプ中 10
急降下キック ジャンプ頂点で 22
必殺技 + 28 体力を消費
すくい投げ 敵の近くで 18


ブラックキャット

本名フェリシア・ハーディ、盗賊の女性。初出は1979年。スパイダーマンと共に闘い、一時は互いに恋人だった。しかし、スパイダーマンに劣る自分の能力をカバーしようとキングピンから肉体改造を受けてしまい、そのことをスパイダーマンに隠していたために、埋めようのない隔たりを生じて破局する。
必殺技が回避型で使いやすく、また横スクロールステージでは最大リーチの攻撃を持つ。
名称 コマンド ダメージ 備考
移動
攻撃 / ジャンプ /
連続攻撃 6,6,10,16
回し蹴り 連続攻撃中 10
ジャンプキック ジャンプ中 8
スイングキック ジャンプ頂点で 14
ムチ回し + 22 体力を消費
投げ 敵の近くで 16


TIPS

必殺技について

必殺技を使うと体力が減りますが、本作では体力が1になっても無制限に必殺技を使うことができます。背水の陣で必殺技を連打する戦術もアリ!?

作品解説

オススメ度:
1991年の作品です。この年の前後で、いくつかの会社からマーベルコミックス版権のベルトスクロールアクションゲームがリリースされています。データイーストからは「キャプテンアメリカ アンド ジ・アベンジャーズ」(1991年)、コナミからは「X-MEN」(1992年)、そしてセガからは本作「スパイダーマン ザ・ビデオゲーム」がリリースされました。これら3作の中で、コミックの雰囲気を見事に実現できているのが本作です。コミックのカット割りや吹き出し、そして色使いなど、まさに「コミックの世界から飛び出してきた」スパイダーマンを味わうことができました。
見どころは、ベルトスクロールステージと横スクロールステージとの間の切り替わりの際に、画面がスムーズに拡大縮小する点です。当時のフライヤーではこの点を大々的にフィーチャーしていました。
肝心のゲーム性も、オーソドックスなシステムとはいえ、攻撃エフェクトや操作レスポンスが良く、なかなかに楽しめます。ただ(ファイナルファイト的な)ベルトゲーのノウハウがまだまだ浅いのか、ステージ通して敵垂れ流しのデメリットが強く、単調になってしまうのがとても惜しまれます。この点さえクリアできれば、かなりの傑作に仕上がっていただろうな、と思います。


title Spider-man The Videogame
developer SEGA
publisher SEGA
F/A in Japan Arcade、1991
operation / /
character Spider-man
Hawkeye
Sub-mariner
Black Cat
max-level level 4

Marvel Movies

アメイジングスパイダーマン
マーク・ウェブ監督

リブートの1作目。前3部作を超えられるか疑問が呈されていましたが、公開と同時に高い評価を得た作品です。ピーターがより原作に近いイタズラ小僧になった印象。あまり支持の得られなかったMJから、エマ・ストーン演じるグウェンに替えたのは良い決断!とにかくキュートです。また、グウェンの父ジョージが、物語に深みを持たせています。

アメイジングスパイダーマン2
マーク・ウェブ監督

前作にてグウェンの父親の言葉に苦しむピーターの姿を案じ、グヴェンが別れを告げるシーンから始まります。名俳優ジェイミー・フォックスがまさかのオタクエンジニアを熱演!ラストは…とてもつらいですが…2021年の「スパイダーマン:ノーウェイホーム」で見事に取り戻してくれました。

ファンタスティック・フォー
ティム・ストーリー監督

宇宙で宇宙線を浴びてしまった4人が特殊能力を得て…。岩男となり、恋人から別れを告げられ人に避けられるようになったベンと、見た目に惑わされない盲目の美女アリシアのやりとりが素晴らしいです。「人と違うことが、決して悪いとは限らないのよ…」
本映画の敵は、本ゲームで最後に登場するボス、ビクター・フォン・ドゥーム。それと今では信じられないですが、高潔なキャプテンアメリカを演じるクリス・エヴァンスが、本作ではプレイボーイのジョニーを演じているのも見どころ!あとジェシカ・アルバの下着姿も!