ファイナルファイトタフ(1995年 / カプコン)


概要

「ファイナルファイトタフ」は、カプコンより、1995年にスーパーファミコン向けに発売された作品です。使用可能キャラクターは、ガイ、ハガー、ルシア、ディーンの4人。前作「ファイナルファイト2」から大幅に技が増加したほか、ルート分岐が組み込まれ、意欲的な作品に仕上がっています。

ストーリー

[マッドギア壊滅、そして市警襲撃事件]
マッドギアが壊滅して数年後のメトロシティ。
平和が訪れた一方で、悪を束ねていた力が失われたため、街が少しずつ乱れ始めていた。
その中でも、マッドギアの元下部組織「スカルクロス」が急速に力を付けつつあった。

長年の修行を終えたガイが、ハガーのもとを訪れ、2人は互いの無事を確かめあう。
だがそこに、特殊警察員ルシアが、謎の集団に市警察署が襲撃されているという一報を持ち込む。
市警察署に向かうハガー達。その前に、謎の男が現れる。

[謎の男の正体]
警察署を襲撃していたのは「スカルクロス」であり、
囚われていた幹部の救出と、警察への先制攻撃が目的だった。
その時、同行していた謎の男が語り始める。
名はディーン、スカルクロスからの引き入れを断ったために、
家族の命を奪われ、復讐するために生きてきた、という。
改めて、共に戦わせてほしいというディーンを、ハガーらは受け入れる。

[そして、シムス社へ]
マッドギアの下部組織にすぎなかったスカルクロスが、なぜ急速に力を伸ばすことができたのか?
背景には、スカルクロスに資金提供する企業の存在があった。
その企業とは…メトロシティに高層ビルを構える大企業、シムス社。
武器商人であるシムス社は、スカルクロスに資金を供給し、武器の密造・密輸を行わせていた。
黒幕を押さえるべく、ハガー達はシムス社ビルに向かう。

キャラクター



ラウンド



システム - 前作からの変更点

ダッシュ、バックステップ、回り込み

ボタン/コマンド 効果
ダッシュ
or押しながら バックステップ
つかみ中 回り込み(正面つかみ⇔背面つかみ)

スーパーメガクラッシュ

画面下のゲージが最大まで溜まると、ド派手な「スーパーメガクラッシュ」を使うことができます。
スーパーメガクラッシュ
ガイ:千拳唯打掌
正面つかみ中
ハガー:ファイナルハンマー
正面つかみ中
ルシア:ハードヒットニー
ディーン:スクラップダンク
正面つかみ中

得意武器

キャラクターにはそれぞれ得意な武器が設定されています。
得意武器
ガイ:ヌンチャク
連続技になる
ハガー:鉄パイプ
連続技になる
ルシア:警棒
連続技になる
ディーン:ハンマー
ダメージ増加、電撃

背景破壊

背景の中には壊せるものがあります。背景のドアを破壊すると新しいルートが開けることも…?
背景の近くで敵を吹き飛ばすと(ジャンプキックでOK)、背景を壊せます。

オート2プレイ

ベルトスクロールアクションは2人でプレイしてこそ楽しいですね。というわけで、1人でプレイするときも、オート2Pモードを選択すれば、コンピューターが2プレイヤーになってくれます。コンボを組み立てて攻撃するなど、かなり頼りになります。

TIPS

エンディング

  • レベル「EXPERT」でクリアすると、真のエンディングになります。
  • ラウンド3のボスに出会うルートを取ると、エンディング内容(ディーンの態度)が変化します。
  • 作品解説


    ファイナルファイトタフ
    オススメ度:
     本作は、1995年12月に発売された作品です。カプコンからは、1994年に「スーパーストリートファイターX」、1995年6月には「ストリートファイターZERO」がリリースされました。いずれも「スーパーコンボ」システムを搭載し、一定量ゲージを溜めて放つスーパーコンボは、派手でダメージも高く、両作品の大きな魅力でした。その流れの中で、「スーパーメガクラッシュ」システムを搭載した本作がリリースされたと思われます。
     他には、吹き飛ばした敵で背景を破壊する「背景破壊」はテクモの大傑作「忍者龍剣伝」のぶちかましの影響が、ディーンの構えや技モーションはSNKのベルトゲー「脱獄」の影響が見られます。これらの古典作品を知っていらっしゃる方にとっては、なお楽しめるのではないでしょうか。
     折しも、スーパーファミコン末期にリリースされた本作は、出荷本数が少ないために、現在の中古市場でもプレミア価格が付いています(10,000円を超える程度です)。しかしながら、Wii VC版の販売により、より多くの方が低価格で本作を楽しめるようになったことは、喜ばしいことだと思っています。
     ガイとハガー(そしてコーディやアンドレ)を生み出した「ファイナルファイト」シリーズが、再び新作としてリリースされてほしいな、とひそかに願っています。