「ソニックブラストマン」は、1992年にタイトーがスーパーファミコン向けにリリースした、ベルトスクロールアクションゲームです。開発はディスコが担当しています。もともとはアーケード用のパンチングマシーンとして稼働していた同名作品を、ベルトゲーとしてSFC向けにリリースしたのが本作です。
1994年に、続編「
ソニックブラストマンⅡ」がスーパーファミコンにてリリースされました。
タイトル画面で

と

を押しながら

を押す。
⇒成功すると「キャー」という女性の悲鳴がし、ベリーハードを選択できる。
オススメ度:





元々「ソニックブラストマン」は、アーケードのパンチングマシーンゲームでした。このパンチングマシーン版の設定は非常にユニーク。“線路上で縛られている女性を救うため、列車を殴って止める”など、「
殴るしか解決方法がない」という設定でした。
列車よりも女性を線路から退避させた方が良くね?というツッコミが入ったのはお察しの通りです。
そんなパンチングマシーンのゲームがベルトゲーとしてSFCに登場したのは、当時ベルトゲー人気が爆発していたから、だと思われます。ソニックブラストマンの設定と、格闘アクション要素のあるベルトゲーとの相性は、とっても良さそうですよね。その上1992年の時点で、これだけ豊富なコマンド技、そして超必殺技を用意している作品はほとんどなく、開発陣の並々ならぬ意欲が感じられます。
しかしその意欲が面白さに反映されているとは言い難く…。何より問題なのは、歩くスピードが致命的に遅いこと。ジャンプの方が速く進めるほどです。また回避技「スクリューボンバー」は、体力こそ消費しないものの、技後に一定時間めまいを起こすために敵に攻撃されてしまうという、回避技の体をなしていないとも思える仕様になってしまっています。爽快感はなく、人気はそれほど出ませんでした。
この辺りは反省されたのか、次作「
ソニックブラストマンⅡ」では移動系統が大きく改善され、類を見ないほどのスピード感あふれる作品に仕上げられています。