メタモルフィックフォース(1993年 / コナミ)

タイトル メタモルフィックフォース
開発会社 コナミ
販売会社 コナミ
初出 アーケード、1993年
システム / (2ボタン)
キャラクター数 4キャラクター▸4人同時プレイ
ステージ数 6ステージ
戦う動機 暗黒の覇王を封印する

概要

「メタモルフィックフォース」は、コナミより1993年にアーケード向けにリリースされたベルトスクロールアクションゲームです。

見どころ - 獣神化

獣神化
本作の最重要システム。道中で現れる金の女神像を拾うと、「Beast!」(ビースト!)の声とともに、プレイヤーが獣神化する。獣神化の瞬間には、プレイヤーキャラクターを巨大な気がまとい、周辺の敵にダメージを与えられる。
獣神化したプレイヤーは、つかみ攻撃が可能になる。また、獣神化した状態で、女神像を拾うと、画面全体を高速移動「(獣神パワー)」して、体当たりした敵に大ダメージを与えるぞ。

ストーリー

A.D.199X。
遥かな時を超え、暗黒の覇王が再び地上に君臨するため、恐怖の帝国を復活させた。

一方で、再び悪を繁栄させてはならないと、かつて暗黒の覇王と戦った女神と、その守護神の4匹の獣たちも、再び目覚める。4匹の意思は、勇敢な現代の若者へと受け継がれた。

史上最大、最凶最悪、絶体絶命の戦いの火蓋が今切られる。

キャラクター



蛮(バン) / BAN
赤い胴着を来た、短髪の武道家。下駄を履いているのが渋い!守護神はブル。「ロケットアタック」(つかみ中)は、つかんで前方にタックルし、角で突き刺す荒技。


クロード / CLAUDE
本作のイケメン担当で、金髪の細身の、見た目麗しい男性。守護神はウルフ。人間時にはサーべルで戦う。高速でボディブローを放つ「マシンガンパンチ」(つかみ中)を持つ。


マックス / MAX
本作のイケメン担当その2。ボクシングのような攻撃方法を持つ。守護神はパンサー。首元に噛み付く「噛みつき」(つかみ中)がマックスの固有技だ。


イワン / IVAN
本作の丸太担当で、守護神はベア。パワー型だが、筋肉質ではなく肥満体なのが珍しい(ただ丸太を持たせることでめっちゃ強そうに見えるのが素晴らしい)。相手の首が折れんばかりの技「DDT」(つかみ中。モーション的にはフライングDDT)を使える。
  • 守護神名・技名は、インストラクションカードより
  • コマンド技表

    名称 コマンド 備考
    連続技 距離によってグラフィック変化
    背面攻撃 敵が背面にいるときはだけでも出る
    追い打ち攻撃 倒れた敵の上で
    必殺技 体力を消費
    ジャンプ
    ジャンプ攻撃 ジャンプ中
    ジャンプ攻撃 垂直ジャンプ中
    ジャンプ攻撃 ジャンプ頂点 マックス急降下クロスチョップ*
    以下の技は、獣神化した後のみ可能
    つかむ 敵に接触
    つかみ攻撃 つかみ中
    投げ つかみ中
    特殊投げ つかみ中 ロケットアタック
    特殊投げ つかみ中 クロードマシンガンパンチ
    特殊投げ つかみ中 マックス噛みつき
    特殊投げ つかみ中でも可) イワンDDT
  • *の技名は、便宜上つけたものです。
  • ステージ


    全6ステージ。途中で2つのボーナスステージを経由します。
    そんなに難しくないので、攻略は割愛!

    TIPS

    作品解説

    オススメ度:
    1993年の作品です。前年の1992年に、コナミはアーケードにて「X-MEN」をリリースしており、なめらかで色彩豊かなグラフィックと、ド派手なヒットエフェクトを取り入れ、北米市場で大ヒットさせています。本作はそのエッセンスを継承すると共に、「X-MEN」での難点だった攻撃の当たり判定が解消されています。攻撃フレーム・リーチ等の基本がしっかりできている上に、派手なエフェクトで爽快感をも味わえるという、素晴らしい一作になっています。
    個人的なオススメは、イワンの人間時のジャンプ攻撃。「ジャンプして丸太の淵を敵の顔面にぶち当てる」なんて強烈な攻撃方法は、本作と「アンダーカバーコップス」ぐらいでは!?

    また、本作では、「獣神化」というシステムを取り入れています。これは、「道中で女神像を拾うと、プレイヤーキャラクターが獣神に変身し、パワーアップする」というものです。獣神時には、「獣神パワー」(女神像を再度取って、画面全体を高速攻撃する)と「つかみ攻撃」が可能になり、攻略もかなり容易になります。

    泉陸奥彦氏、江川麻理子氏のロックテイストのBGMも、プレイを最高に盛り上げてくれます。
    またラスタースクロールを巧みに操ったグラフィックエフェクトも見どころ。
  • 1面ボス登場時のオーロラのようなゆらめき(しかも円形)
  • 3面の崩れ落ちるような背景(同社の1992年スーファミ用シューティングゲーム「アクスレイ」で使われた、疑似3Dステージの表現と同じ技術
  • 5面ボス戦の、円形のコロセウムの背景
  • いずれも、コナミ全盛期の最高の技術力を見せてくれています。

    コナミ発のベルトゲーの中ではかなり難易度の低い作品ですが、基本部分がしっかりと作られています。大味そうにみえて、実は非常に緻密に製作されています。基盤の出回りも多くはなく、大ヒットには至らなかった、あまり有名な作品ではありませんが、一度触れてみて頂きたい一作です。

    タイトル メタモルフィックフォース
    開発会社 コナミ
    販売会社 コナミ
    初出 アーケード、1993年
    システム / (2ボタン)
    キャラクター数 4キャラクター▸4人同時プレイ
    ステージ数 6ステージ
    戦う動機 暗黒の覇王を封印する