ライオットシティ(1991年)

タイトル ライオットシティ
開発会社 ウエストン
販売会社 セガ
初出 アーケード、1991年
システム / (2ボタン)
キャラクター数 2キャラクター ▸ 1P2P固定
ステージ数 5ステージ
戦う動機 誘拐された女性の救出、麻薬組織の壊滅

概要

「ライオットシティ」は、セガより1991年にアーケード向けに発売された、ベルトスクロールアクションゲームです。開発はウエストンが担当しています。後にPCエンジンにて、「クレストオブウルフ/狼的紋章」として、ハドソン販売/ウエストン開発としてリリースされました。

コマンド技表

名称 コマンド ダメージ
移動 / 攻撃 / ジャンプ / /
連続攻撃① 計18(3,4,11)
計20(4,4,12)
連続攻撃② 遠間合いで 計16(3,3,3,7)
計18(3,3,2,10)
ジャンプエルボー
開脚ダブルキック
垂直ジャンプ中 9
10
ジャンプキック 前ジャンプ中 11
12
投げ つかみ中 17
18
必殺技(体力を消費) 24
24
前後にエルボー
両手チョップ
敵に囲まれた時に
体力ない時に
5
  • 技名は便宜上のものです。上段がポール、下段がボビーです。
  • 必殺技は、ボスに対してはダメージが著しく小さくなります。なんで。
  • ストーリー

    麻薬捜査官のポールとボビー。麻薬シンジケート「MID」の壊滅に情熱を注ぐ2人は、無人島「ライオット島」にMIDがアジトを設けていることを突きとめる。しかし同時にMIDから、ポールの恋人キャサリンを誘拐したことを知らされ、2人はライオット島に乗り込む。そこは無人ではなく、麻薬密売により得た資金でスラム化した街=ライオットシティだった…。
    最後に高層ビルの最上階で待ち構えていたのは、スーツ姿の男ディック。激戦の末ディックを逮捕し、2人は奥の部屋に捕えられていたキャサリンを救出する。その後もポールとボビーの友情は続き、ポールとキャサリンのウェディング写真で、ゲームは幕を閉じる。

    TIPS

    作品解説

    オススメ度:
    1991年のベルトスクロールアクションです。1989年末のファイナルファイトの大ヒットを受けて、1991年はベルトスクロールアクションゲームが大量に溢れた時代でしたが、本作はその中でも「粗製乱造された」部類の作品と評価されています。
    ゲーム性の低さは、多くの他のサイトでも指摘されています。ここではそれは控えて、本作の魅力をひとつ。それはボビーの歩くグラフィックパターンです。リズミカルに「スタン、スタン」と歩くボビーの姿は、非常に斬新でした。彼の陽気なキャラクター設定がうまく反映されています。
    ボビーが魅力的なキャラクターであるだけに、ポールにもう少し感情移入できるようなデモ画面を用意すればよかったのでは。敵組織MIDの悪の側面がほとんど描かれていないので、(キャサリンが誘拐されたとはいえ)ポールがただ大義名分を振り回しているだけのようにも見えてしまいます。
    1991年は、各社ともにベルトゲーのノウハウの蓄積がありませんでした。ファイナルファイトの大ヒットを意識したのか、この年セガは(他社に開発させたのも含め)4本のアーケード向けベルトゲーをリリースしています。急遽セガがウエストンに対し、ファイナルファイトみたいなゲームを作れないかと、発注したのかもしれませんね。


    タイトル ライオットシティ
    開発会社 ウエストン
    販売会社 セガ
    初出 アーケード、1991年
    システム / (2ボタン)
    キャラクター数 2キャラクター ▸ 1P2P固定
    ステージ数 5ステージ