リーサル・ウェポン(1993年)

Note:このページでは、海外でのみ販売されたソフトを扱っています。
  • 概要
  • キャラクター
  • システム
  • リッグスとマータフの違い
  • TIPS
  • タイトル リーサル・ウェポン
    開発会社 ユーロコム
    販売会社 オーシャン
    初出 NES、1993年
    システム / (2ボタン)
    キャラクター 2キャラクター▸1人プレイ
    ステージ数 3ステージ

    概要

    「リーサル・ウェポン」は、1993年NES向けの、ユーロコム開発・オーシャン販売による、ベルトスクロールアクションゲームです。
    キャラクターが画面左端まで戻ると、控えのキャラクターに交代する、というシステムが斬新でした。

    リーサル・ウェポン(1987年の映画)


    マーティン・リッグス(左)
    ロジャー・マータフ(右)
    メル・ギブソン、ダニー・グローバーのダブル主演の、1987年公開のアクション映画。
    妻を事故で亡くしたマーティン・リッグス刑事(メル・ギブソン)と、家族思いのロジャー・マータフ刑事(ダニー・グローバー)とのコンビ捜査を描いた一作。以後4作目まで製作される人気シリーズだが、今作ではコメディ要素よりも、リッグスの心の傷(妻を失った喪失感から、自暴自棄になり自殺願望を持っている)に焦点が当てられている。
    タイトルの「リーサル・ウェポン」とは、「致命傷を与える武器」の意味。犯人も自らも破滅させそうなリッグスのことを指している(日本公開時は「最終兵器」のような意味で使われていた)。
    脚本は、近年のマーベル映画で知らない映画ファンはいないほどに著名になった「シェーン・ブラック」。また音楽は一部エリック・クラプトンが担当しており、本作の哀愁の側面を大きく引き出すことに成功している。

    システム

    本作は、リッグス / マータフを操作しながら進めるゲームです。操作中のキャラクターを画面左端まで戻すと、控えのキャラクターに交代できます。
    操作中ののキャラクターの体力がなくなると、自動的に控えのキャラクターに交代します。体力がなくなったキャラクターは、ステージクリアしても復活せず、以降はもう一人のキャラクターのみで進めて行きます。

    キャラクター

    マーティン・リッグス

    ロサンゼルス市警に所属する刑事。元は麻薬課所属だったが、その暴力性から殺人課に異動させられ、マータフと組むことになる。市警に入る前は、ベトナム戦争で陸軍特殊部隊員だったこともあり、精密な銃照準と高い格闘能力を持つ。
    暴力的で自暴自棄な側面、自殺願望があるが、これは3年前に愛妻を亡くしたため(この経緯は、次作映画「リーサル・ウェポン2/炎の約束」で明らかになる)。映画終盤では、マータフやその家族との交流を深め、拳銃自殺用に持ち歩いていたホローポイント弾を(不要だからと)マータフに渡す。
    名称 コマンド ダメージ 備考
    移動 -
    ジャンプ - マータフより高く跳ぶ
    ジャンプキック ジャンプ中 穴から顔を出す敵やヘリコプターに。マータフより攻撃力高い
    キック
    キック:中
    銃:低
    で切り替え
  • ダメージは概算です。
  • ロジャー・マータフ

    ロサンゼルス市警に所属するベテラン刑事(部長)。家族を深く愛するマイホームパパで、それがリッグスとの対比になっている。保守的な性格だったが、リッグスからの影響で勇気ある人物として成長する。映画の終盤ではマータフの娘が誘拐され、家族を守るための戦いにもなっていく。
    名称 コマンド ダメージ 備考
    移動 -
    ジャンプ - ジャンプ高度が低い
    ジャンプキック ジャンプ中 穴から顔を出す敵やヘリコプターに。
    パンチ
    パンチ:高
    銃:低
    で切り替え。パンチは両キャラの通常攻撃の中で最もダメージが高い。
  • ダメージは概算です。
  • リッグスとマータフの違い

    リッグスの長所

  • ジャンプ力が高い。ジャンプキックで移動すれば、かなりの移動スピードに
  • ジャンプキックは、マータフよりも威力が高い
  • ナイフを拾って投げることができる
  • マータフの長所

  • パンチ()の威力が高い(全キャラ中最大ダメージ)
  • 銃の弾数が多い(4発/1メモリ)。リッグスは2発/1メモリ
  • 箱を拾って投げることができる
  • TIPS

    パッケージ


    NES版パッケージ(1993年)

    リーサル・ウェポン3(1992年)
    本作は、映画「リーサル・ウェポン3」(1992年公開)をゲーム化したもの。
    真ん中のキャラクターは「レオ・ゲッツ」(演:ジョー・ペシ)で、2作目から登場するキャラクターです。

    ワンポイント

  • 道中はリッグスのジャンプキック移動を、ボス戦ではマータフのパンチ攻撃を
  • 相手が投げた手りゅう弾は、止まると拾える
  • 壁は、たいてい画面最手前を壊せる
  • 防弾ベストを拾うと一定時間無敵になる
  • 人質を倒すとスコアが0になる
  • 時限爆弾は、ランプが大きくなった時に攻撃を。失敗すると大幅にダメージを受ける
  • ゲームボーイ版

    リーサル・ウェポン(ゲームボーイ版)
    1993年リリース。NES版と同時期に発売され、一部のステージが省略されていること以外は、内容もほぼ同じ。ジャンプキックの挙動が変わり、敵の思考ルーチンが若干厳しめになった印象で、少し難易度が上がっているように感じます。

    作品解説

    オススメ度:
    1993年のNES(欧米版ファミコン)の作品です。1992年の「リーサル・ウェポン3」の公開を受け、その内容をゲーム化した一作です。しかしながら、同映画の内容は既にSNES版(欧米版スーパーファミコン版)にて発売されており、なぜNES版の本作がリリースされたのかは若干の謎が残ります。
    本作を開発したユーロコムは、1988年創業のゲーム開発会社で、本作の他のベルトスクロールアクションゲームとしては「ストーンプロテクターズ」(1994年、SNES。ケムコが販売)を開発しています。いくつかのヒット作を出しながらも、惜しまれつつ2012年に廃業しているようです。

    本作の魅力は、「キャラクターを、道中、任意に交代できる」ことが大きなポイントではないかと思います。リッグスを画面左端まで戻せばマータフに交代します。キャラクターに性能差が設けられているのも見どころです。もっとも、敵パターンやマップに特徴がないため、切り替えることがそれほど戦略的な要素になっていないのが惜しまれます。
    他方、ニール・ボールドウィン氏によるBGMやサウンドエフェクトは秀逸で、非常に高く評価されています。
    バディムービーである点を、うまくシステムに取り入れているのが本作の見どころ。シンプルながらも、このシステムはベルトゲーの魅力を大きく引き出す可能性を秘めているように思われます。



    タイトル リーサル・ウェポン
    開発会社 ユーロコム
    販売会社 オーシャン
    初出 NES、1993年
    システム / (2ボタン)
    キャラクター 2キャラクター▸1人プレイ
    ステージ数 3ステージ