EDONO牙(1993年)

概要

タイトル EDONO牙
開発会社 日本テレネット
販売会社 マイクロワールド
リリース スーパーファミコン、1993年
システム / (3ボタン)
キャラクター 1キャラクター=1人プレイ専用
ステージ数 5ステージ
戦う動機 強奪された新装備の追跡回収
「EDONO牙」は、1993年に日本テレネットがスーパーファミコン向けに開発した、ベルトスクロールアクションゲームです。販売はマイクロワールドが担当しています。
▼ストーリー
▼エドノキバ 操作方法
▼トクガ社の装備
▼所在の考察
▼TIPS

ストーリー

西暦2050年、東京。兵器産業が発展するとともに、テロ戦は飛躍的に多様化していた。
これに対し警察庁は、パワードスーツ「エドノキバ」を配備する対テロ特殊部隊「エドノキバ隊」を警視庁内に創設する。
さらに警察庁は、飛行能力を持つパワードスーツ「エドノキバ-カラス」を開発。しかしその移送中に、「エドノキバ-カラス」はテロ組織に強奪されてしまう。
「エドノキバ-カラス」を強奪したテロ組織の名は「STEM」と判明。STEMを追うエドノキバの前に、大企業「トクガ」社のパワードスーツが立ちふさがる。なぜトクガ社がテロ組織に加担を…?エドノキバ部隊の活躍により、次第に事実が明るみになる。

エドノキバ

特殊部隊「エドノキバ隊」に投入されたパワードスーツのコールネーム。身長180cm程度の男性が装着することを想定して製造されている。胸には警察らしく旭日章の御紋。「機動警察パトレイバー」といい、ロボ系キャラクターの曲面胸造形に旭日章は実によく映えますね。
機動力に優れ長時間の走破が可能で、ステージ1では常に走り続けている。
[ OGRE(凰牙 / オーガ)]
ビームサーベル形状の標準装備。エドノキバのメインの攻撃手段で、斬り・防御・飛び道具として用いることが可能。プレイヤーが操るエドノキバは、オーガを逆手に持つ。カッコいい!
[ GOYOH(ゴヨウ)]
提灯型のオプション装備。陸地戦のステージで登場する。武器を持たずエドノキバの動きをトレースして付いてくるだけだが、爆弾を内部搭載しており、エドノキバの操縦で自爆させて(で発動)、周囲の敵にダメージを与えることが可能。自爆後は消滅するが、ステージクリア時やエドノキバ復活時に再度現れる。暗いステージ2では照明にもなってくれる。
[ 飛造(トビゾー)]
小飛行機型のオプション装備。空中戦のステージで登場する。空挺能力のないエドノキバを背に乗せて飛行する。

エドノキバ-カラス

正式名称は「エドノキバmk-2FH」(エドノキバ マーク2 フライングヒッチャー)。エドノキバに巨大なバランス翼を装着した試験用機体で、頭部装備と腰部装備の形状が少しだけ変更されているほか、カラーリングも黒をベースとしたものになっている。武器はエドノキバと同じくOGRE(凰牙)を装備する。
本作の最終ボス。

エドノキバ 操作方法

名称 コマンド ダメージ / 備考
移動 / ジャンプ /
サーベル攻撃 640
ジャンプサーベル攻撃 ジャンプ中 160~320(変動?)
防御 押しっぱなし サーベル部分で敵弾をはじく
鳳凰斬 防御中、押しながら離す 640
ボンバー 800 / GOYOHを消費
クリア時、復活時に回復
  • コマンドは、右向き時のものです。
  • ワンポイント

  • サーベル攻撃
    横一線にオーガを振り払う。リーチは短めだが、スキが少ないのが特長。
  • 鳳凰斬
    オーガを投げ飛ばす。ブーメラン状に戻るのが特徴で、行きと帰りの2回に攻撃判定がある(ダメージは640×2)。リーチの長い優秀な技だけれど、を溜めきるまでに攻撃を受けやすいので注意して。
  • ボンバー
    GOYOHを消費して繰り出す攻撃。GOYOHを中心に、画面3分の2程度の距離にいる敵にダメージを与える。画面全体にダメージを与えるわけではないので、ある程度近づいてから。残機を失いそうになったら迷わず使っておこう。
  • トクガ社の装備

    SWEET SHELL POTATO(スウィートシェルポテト)

    パワードスーツ運搬用のトレーラーで、コンテナ外部に銃武器を備えるなど物々しい。ステージ1のボスとして登場し、コンテナ部分にエドノキバ-カラスを運搬していた。トレーラー破壊と同時にエドノキバ-カラスが起動し、飛行により逃げられる。
    別名「甲殻さつまいも號」との名前を持つ。

    MOOT HANGER(ムート・ハンガー)

    エドノキバの2倍ほどの大きさの軍事用モビルスーツ。両腕に火炎放射器、胸部にバルカン砲、両肩部にグレネードポッドを備えるなど、フル武装されている。2047年製。
    2足型ながらホバー移動能力を持つのが特徴で、急接近や急後退が可能。ステージ2、ステージ5のボスとして登場。

    御狼駆天(ミロクテン)

    巨大な空中要塞。サテライト兵器として「能面」(名前の通り能面状機体で、エドノキバの数倍の大きさ)を浮遊させている。弱点は「仏神コア」(大仏状の機体)で、これを破壊されると爆発する。ステージ3のボスとして登場。

    リューイ・リュージ

    トクガ社が開発した観賞用動物で、ドラゴンの姿をしている。ステージ4の中ボスとして登場。

    サノジ / ウノジ

    エドノキバの1.5倍ほどの大きさのスーパーパワードスーツ。金色がサノジ、銀色がウノジ。トクガ社重役の用心棒とするため、極限用に研究開発された。ステージ4のボスとして登場。

    ZEER

    トクガ社が開発したプログラム。また、浮遊型デバイス。トクガ社ボスは電脳化し、ZEER内に逃げ込み、地上から数発のICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射させる。ステージ6の中ボスとして登場。エドノキバは走査デバイスにより東京上空2万メートル(現実の成層圏内)にZEERが存在することを探知し、飛造でICBM弾頭に乗り、他のICBMを破壊しながらZEERまでたどり着く。

    所在の考察

    2050年の東京を舞台にしている本作。デモ画面中に随時地図が表示されます。所在を検証してみよう。
    ACT 1
    エドノキバ-カラスを強奪したトレーラーを追うところから物語は始まります。追跡を指示されたのが左画像の位置です。画像から推測されるのは、①神奈川県であること、②くぼんだ湾から北西の位置にあること。おそらく新横浜近辺ではないかと思います。
    ACT 2
    飛び立ったエドノキバ-カラスを追跡し、たどり着いたアジトが、左画像の位置でした。これが一番難しいのですが、①千葉県であること、②出っ張った陸地の東側の位置にあることから、袖ケ浦市と見た!
    どうやって行ったのか?
    ACT1の新横浜から、ACT2の袖ケ浦まで、どのような経路でエドノキバ隊が向かったのかが気になります。現在は川崎-木更津間に東京湾アクアラインが開通しており、わずか約15kmでつないでいるため、車なら20分掛からず行くことも可能。逆に、東京湾を周るように向かうと、2時間以上掛かると思われます。
    アクアラインの工事着工は1989年で、本作がリリースされた1993年当時、開発陣も将来のアクアライン開通を見込んでストーリー設定したのかもしれませんね。
    ACT 4
    トクガ社ビルの家宅捜索。東京湾から北西の位置に所在しています。新宿かもしれないと思いましたが、距離的にさいたま新都心辺りではないかと思います。そうだとすれば、さいたま発の新興企業というのがリアルですね。

    TIPS

    ステージセレクト

    タイトル画面でを押した後の、BGM等を聞ける画面で、
    ①BGMを06、SEを10に設定する。
    ②「GAME START」にカーソルを合わせ、++を押しながらを押す。
    成功するとステージセレクト画面になる。

    作品解説

    オススメ度:
    1993年の作品で、2050年の東京を舞台にしたパワードスーツの物語です。精密に描かれたパッケージイラスト、当時のテレビドラマ時代劇に多く描かれた江戸時代モノを彷彿とさせるバックグラウンド、何より「走り続けるパワードスーツ」という設定がプレイヤーを惹きつけ、いかにも面白そうと期待させてくれるものでした。
    しかしながら、そのような期待がゲーム内で実現されているとは言い難く、グラフィックやキャラクターの挙動は、1993年というSFC成熟期としては物足りないように思われます。
    1991年に、ZOOMがリリースした「ジェノサイド2」(X68000版)という、横スクロールアクションの傑作があり、本作はこれにインスパイアされているように思われます。エドノキバは「トレーサー」、ゴヨウは「ベティ」、またブレードを逆手で持つという設定など、「ジェノサイド2」に類似しています。1994年に「ジェノサイド2」がSFCに移植され、SFCプレイヤーに認知された後は、本作と「ジェノサイド2」を比較されることも多々あり、本作の更なる低評価につながってしまったように記憶しています。
    走り続けるという高速スクロールは本作の魅力で、そのためには「画面右側にしか攻撃できない」という点も、それほど制約ではないように思われます。ストーリーやデザイン、設定は大変魅力的な本作。もしリメイクがあるならば是非!見てみたいです。


    タイトル EDONO牙
    開発会社 日本テレネット
    販売会社 マイクロワールド
    リリース スーパーファミコン、1993年
    システム / (3ボタン)
    キャラクター 1人(固定) / 1人専用
    ステージ数 5ステージ