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「ウルトラ闘魂伝説」は、1993年に、キッドが開発し、バンプレストがアーケード向けにリリースした、ベルトスクロールアクションゲームです。３頭身にデフォルメされたウルトラ兄弟が、宇宙怪獣を相手に戦います。

▼コマンド技表
▼ストーリー
▼ステージ
▼TIPS

ウルトラ戦士の活躍により、大宇宙が平穏になっていた時代。しかし、地球で再び怪獣が暴れだし、大隊長がウルトラマン、セブン、タロウの3人に、太陽系（地球）へ向かうよう指示を出します。

M78星雲光の国出身の宇宙人。宇宙警備隊員として、怪獣墓場への護送中に脱走した宇宙怪人ベムラーを追って地球にやってきたが、その際科学特捜隊のハヤタ隊員を死なせてしまう。ハヤタに自分の命を分け与えて一心同体となり、蘇生させる。その後ハヤタから「ウルトラマン」と名付けられる。

M78星雲から地球観測にやって来た、恒点観測員340号。地球侵略を企む宇宙人から地球を守るため、地球にとどまり、普段は「モロボシ・ダン」という地球人の姿で生活する。モロボシはウルトラ警備隊に協力し、警備隊でも対処できない場合にウルトラアイを装着して元の宇宙人の姿に戻って戦う。警備隊はこの宇宙人を、７番目のウルトラ警備隊の隊員という意味を込めて、「ウルトラセブン」と名付ける。

宇宙科学警備隊ZATに入隊した東光太郎は、以前に海外から持ち帰った球根から生まれた怪獣・アストロモンスに小型戦闘機で立ち向かうが、逆に撃墜されて死線をさまようことになる。ウルトラ５兄弟が光太郎をウルトラの国に運び、そこで光太郎はウルトラの母からウルトラの命を捧げられ、ウルトラマンタロウとして蘇る。

攻略は割愛して、各ステージのボスをピックアップ！

ウルトラセブンに登場。キル星人に操られており、口に爆薬「スパイナー」をくわえていた。セブンがスパイナーに向けウルトラショットを発射し、爆発に巻き込まれ死亡した。

ウルトラセブンに登場。ピット星人に操られる生物兵器で、ピット星人が危機に陥った際に巨大化した。カプセル怪獣ミクラスを倒したが、その後ウルトラセブンにアイスラッガーで切り刻まれ、爆発した。

ウルトラマンに登場。元々はバルタン星を核実験により失った難民で、地球には宇宙船修理のため立ち寄ったが、地球を気に入り侵攻を開始。弱点は火星の物質「スペシウム」で、これを含有するウルトラマンの「スペシウム光線」に倒された。

ウルトラセブンに登場。ペダン星人により造られたロボットで、４パーツに分離変形する。セブンと死闘を繰り広げた後、羽交い締めにされたところにライトンＲ30爆弾を受け破壊された。

ウルトラマンタロウに登場。火山活動により、火口での永き眠りから覚めて、人間やケムジラ（毛虫状の怪獣）の捕食を開始する。タロウを絶命させるほどの強敵だったが、ウルトラの母の力で復活したタロウと空中戦を繰り広げ、大熊山の火口に墜落して爆発した。

ウルトラマンタロウに登場。ウルトラ兄弟に倒された７つの怪獣の怨念が集まって生まれた怪獣で、ゾフィー、マン、ジャック、セブン、エースを撃破する。しかし最後はタロウとの激戦の末撃破された。

オススメ度：
デフォルメされたウルトラ兄弟が戦う一作です。当時バンプレストは、ウルトラシリーズやガンダムシリーズ、仮面ライダーシリーズをデフォルメして大量にゲーム化していました。本作もその流れの中の一作だと思われます。
1993年という、ベルトスクロールアクションの成熟期にリリースされた作品ですが、グラフィックやＢＧＭはやや古い印象を受けます。また、ボンバーもキャラクターによっては反撃されることがあり、システムとして練り込まれていないように感じられます。
しかしながら、ダメージ数値設定は比較的よく考えられており、また「ウルトラマンのダッシュ攻撃がヒットするとマウントポジションにシフトする」といったシステムは斬新でした。最終ステージが怪獣墓場、最終ボスが強敵タイラントであるなど、ちゃんとウルトラシリーズを好きな開発者が作ったゲームであるように思われます。同社の1992年の作品である「ザ・グレイトバトルⅡ　ラストファイターツイン」と比較してみるのも面白いかもしれませんね。