「ふたりはプリキュアMaxHeart DANZEN! DSでプリキュア力を合わせて大バトル!! 」は、2005年にバンダイからニンテンドーDS向けにリリースされた、ベルトスクロールアクションゲームです。
必ず2人1チームで攻略するゲームで、プレイヤーはフォワードキャラクターを、CPUはバックアップキャラクターを操作します。吹き飛んだ相棒を支えて体力が減るのを防いであげる「キャッチ」や、ゲージが溜まった時に使える「協力技」が特徴的です。
オススメ度:
必ず2人1チームで戦うというのが特徴で、CPUがバックアップキャラクターを操作してくれます。システム上も、2人プレイを前提とする「キャッチ」や「助け起こし」が用意されており、チーム戦を意識させてくれるのは見事。同社が後にリリースする「オール仮面ライダー ライダージェネレーション」シリーズでも、CPUが2Pキャラクターを操作してくれますが、このような「キャッチ」「助け起こし」というシステムは本作でのみ楽しめるシステムで、「協力して進む」というベルトゲーの魅力を大きく引き出しています。
難易度などは非常に低いですが、かといって作りが甘いわけではありません。操作レスポンス、攻撃時の感覚は良いままに、ベルトゲーの面白さを充分に分析した開発陣が、あえて女児向けにシステムをそぎ落としたことがうかがわれます。
特に、
連打だけで進める「かんたんモード」は素晴らしいですね。攻撃ボタンを押すと、最も近い敵に自動で接近し、しかも最適な攻撃方法で攻撃してくれます。子どもと大人が共にベルトゲーを楽しめる、新たな可能性を切り開いてくれたように思います。
大人が遊ぶには物足りないでしょうが、本作のターゲットと思われる、4~5歳のお子さんが遊ぶなら、本当に適した作品ではないでしょうか。