友情厚き青年。元警官であり、アダムとは警官時代からの親友。テクニカル型に分類されています。本作だけの超必殺技「ソウルストライク」は、腰を低くして力を溜めた後、前方に気弾を打ち出す飛び道具。他キャラと違い被弾した敵にしかダメージを与えませんが、その威力は折り紙つきです。
元婦人警官で、アダムとは元同僚かつ親友。東方の武術を得意とします。スタンダード型キャラクター。超必殺技「花鳥風月破」は、旋風脚で高く舞い上がり、青い気の嵐を起こす大技。画面内全ての敵にダメージを与えます。
アダムの弟で、明るい性格の少年。ローラーブレードを履いていて移動力に優れ、唯一ダッシュが可能(ローラーダッシュ /


)。スピード型に設定されているキャラクターです。超必殺技「ピンボールクラッシュ」は、体を丸めて画面中を飛び回る大技です。
オススメ度:





ゲームギアでリリースされた3本(たぶん)のベルトスクロールアクションゲームのうちの一作です。メガドライブの大傑作「ベア・ナックルⅡ 死闘への鎮魂歌」の移植版で、一部スタッフを除き、メガドライブ版の開発スタッフ(エインシェント)とは別のスタッフ(セガ)が移植を担当しているようです。
プレイヤーキャラクター「マックス」こそ削除されたものの、1993年の時点で、2ボタンでこれだけ多彩な技を実現したのは衝撃的でした。また解像度の低いゲームギアで、グラフィックにも力を入れられており、特にアクセルの「ドラゴンスマッシュ」は必見。かなり滑らかに両の拳でラッシュを仕掛けます。
ただ問題は、難易度調整がうまくなされていない点。回避系の必殺技がコマンド技になってしまったため、とっさに出せずに敵にリンチ状態にされたり、起き上がりに延々と攻撃を重ねられたりします。その上、敵の思考パターンも強力で、「プレイヤーの攻撃は当たらないけど、CPUの攻撃は当たる」というポジションから攻撃されることも。
もう本当に、それ以外は文句のつけようがないほどレベルの高い出来に仕上がっています。メガドライブ版の良さであった、プレイヤーキャラクターの超絶な破壊力もそっくり受け継がれており、爽快感いっぱい。低容量のロムで、これだけのアイデアを実現しているのがすごいですね。異様に難しいけれど、それ以上に何度もプレイしたくなる魅力を持った傑作です。