アネット再び(1993年)

タイトル アネット再び
開発会社 ウルフチーム
販売会社 日本テレネット
初出 メガCD、1993年
システム / (3ボタン)
キャラクター 1キャラクター▸1P固定
ステージ数 6ステージ

概要

「アネット再び」は、1993年にメガCD向けにリリースされたベルトスクロールアクションゲーム作品です。アーネスト・エバンスシリーズ第3作目。使用可能キャラクターは主人公アネットのみ。1人プレイ専用の作品です。
豪華声優陣による、アニメ調のインタールードが流れます。大容量のメガCDならでは。ベルトスクロールアクション部分はほとんどそっちのけ!

アーネスト・エバンス・シリーズ


エル・ヴィエント
MD / ウルフチーム

アーネスト・エバンスシリーズ1作目。横スクロールアクション。難易度は…高い!

アーネスト・エバンス
メガCD / ウルフチーム

アーネスト・エバンスシリーズ2作目の横スクロールアクション。今作ではアーネストが主人公。多関節グラフィックがグリグリ動く!

アネット再び
メガCD / ウルフチーム

アーネスト・エバンスシリーズ3作目。再びアネットがプレイアブルキャラクターとなり、ベルトスクロールアクションゲームに。

ストーリー

ストーリーの主軸は、アネットの持つペンダントと、レンヴルーラント国の秘宝である二面女神像の2つをめぐる闘いです。

舞台はヨーロッパの一国、レンヴルーラント国。アイシャ王女から財宝の鑑定依頼を受け、アネットとアーネストはレンヴルーラント城を訪れます。そこでアネットは、ネグゼシスの手下から何度もペンダントを奪われ、また、アーネストから、ネグゼシスが執拗に二面女神像を欲しがっていることを聞きます。
ペンダントを組み込んだ二面女神像は、生物の細胞を活性化させ元の姿に戻すという能力と、生命を焼き尽くす能力を持っていました。
これらをめぐって、闘いが繰り広げられます。

アネット・メイヤー


アネット・メイヤー
アーネストに連れられてペルーからアメリカに移民した、20歳の女性。邪神ハスターの血を引くため、魔力を扱う能力を持つ。シリーズ1作目「エル・ヴィエント」でもプレイアブルキャラクターであり、邪神ハスターを封じ込めた。本作では、その首に掲げているペンダントを巡る争いに巻き込まれる。

アーネスト・エバンス


アーネスト・エバンス
30歳のトレジャーハンターで、豊かな考古学の知識と優れた鞭の腕前を持つ。今回はヨーロッパの一国であるレンヴルーラント国に財宝の鑑定士として招かれ、アネットを連れてアメリカから向かう。
シリーズ2作目「アーネスト・エバンス」の主人公。

レンヴルーラント国の面々


アイシャ王女
レンヴルーラント国の王女。二面女神像を所有していたためにバージリスに幽閉されるが、その時すでに二面女神像の鑑定をアーネストに依頼していたために、像を渡さずに済んでいる。その後はジークにより生物兵器化されてしまい…
キルケ少尉
レンヴルーラント国の少尉。線の細い青年だが、正義とアイシャ王女を思う心は人一倍強い。アイシャ王女を思う気持ちがあったおかげで、二面女神像を起動するのに必要な「愛」という条件を満たし、アイシャ王女を元の人間体に戻すことに成功する。

バージリス・ドーライセン大佐
レンヴルーラント国の大佐。禿頭の大柄な男性で、レンヴルーラント国を守るという大義を果たすため、ネグゼシスと手を結んでしまう。

ダーグルシュタイン国の面々


リヒテンライヒ
ダーグルシュタイン国の軍事政党である、「ネグゼシス」の総統。自身の強烈なカリスマと、世界規模の私設軍隊により、ダーグルシュタインを手中に収めた。その正体はおそらく生物兵器で、同じく生物兵器であるジークと手を結び、武器としての二面女神像を追い求める。

ジークフリート・ミュンヒハウゼン
シリーズ2作目にも登場した、ドイツからアメリカへと亡命した男性。外見は20代だが、実は「通常の人間よりも長く生きている」生命体。今作ではリヒテンライヒ直属の親衛隊として暗躍し、人間を生物兵器化してヨーロッパを支配しようと企む。

コマンド技表

名称 コマンド 備考
移動 / 魔法 / 攻撃 / ジャンプ / / /
ダッシュ でダッシュジャンプ
連続技
ジャンプキック
ダッシュキック
サイクロンブレード 頂点前で
つかむ 敵に接触する
ニークラッシュ つかみ中
クラッシュスロー つかみ中or

魔法について

MPゲージを使用して放つ攻撃方法です。MPゲージは自然に溜まり、最大まで溜まるとレベルが1上がると同時に、さらにゲージが溜まります。ゲージを1本溜めるのに18秒かかります。で、ゲージを全て消費して、その時点でのレベルの魔法を使用します。
レベル1 ラスト・テンプテーション
レベル2 ウェーブ・カット
レベル3 アース・サイクロン
レベル4 グラビティクラッシュ
レベル5 エイシェント・ドラゴン

TIPS

作品解説

オススメ度:
ベルトスクロールアクション全盛期だった1993年の作品です。メガCDという大容量メディアということもあってか、インタールード部分では豪華声優陣を迎え、アニメ調で展開するという、かなりの力の入れ込みようです。
一方で、アクション部分の出来栄えはあまり良くなく、評価も概して低いです。最大レベルの魔法を使うのに1分30秒かかるのにダメージが高くないとか、インタールード部分とアクション部分とのグラフィックが全く違うとか、そもそも攻撃している感じがしない、というあたりが、低い評価につながっているのかもしれません。
アネットやアーネストのキャラクターが生き生きとしているだけに、アクション部分が作りこまれていれば面白い作品になったのではないかと思います。

タイトル アネット再び
開発会社 ウルフチーム
販売会社 日本テレネット
初出 メガCD、1993年
システム / (3ボタン)
キャラクター 1キャラクター▸1P固定
ステージ数 6ステージ